会員紹介
八ヶ岳の自然が本来の自分に戻してくれた。気になることにはすぐ行動に移し、自分の幅を広げている久保寺さん。
名前
久保寺綾子
職種
Webディレクター
移住歴
山梨→東京→山梨
プロフィール
山梨県韮崎市出身。都内のWeb制作会社で勤務しながら富士見へ移住し、その後フリーランスへ。
Q:富士見町に移住するまでの経緯を教えてください。
-山梨県出身で高校を卒業して上京し、12年間を東京で過ごしました。新卒でダンス製品を売る会社にて営業をした後、Web制作会社に転職してディレクターとして勤めていたんです。東京で長い期間過ごすうちに、田舎に戻りたいと強く思うようになっていた折に、コロナウイルスが流行し始めて、会社がフルリモート体制を取ることに決まったんです。よし今だ!と会社に移住の相談をしたところ、いいね!と快諾してくれたので、その勢いのまま来ました。
Q:全く違う業種に転職されたんですね。理由はあるんですか?
-1社目の時はずっとダンスをしてきたこともあって、憧れという理由で就職したんです。その時はそもそもWeb業界なんてものがあるなんて知りもしませんでした。でも、社会人になってから知り合った方にWeb関係の方が多くて、未来があるように見えたと言うか、シンプルに楽しそうだなと思ったんです。結局1年半ほどでWeb系の会社への転職活動を始めて、いちばん人が良さそうなところを見つけて、すぐに入りまーす!って。(笑)
Q:おお、決断力が光りますね!今もその会社で働かれてるんですか?
-それが、その会社は辞めて、森のオフィスで出会った方の紹介で今はフリーランスとして働いています。富士見町に来てから、仕事面でも、やりたかったことの面でも、世界が広がった気がしています。正直なところ、お金に関してはフルではなくなった分少なくなりましたが、気持ちがだいぶ楽になりました。時間に追われすぎないところがいいです。
Q:そうなんですね。フリーランスになってからの方が忙しくなるイメージを持ってましたが違うんですね。
-そうですね、私はあんまり考えずに切り替えたので、生活できる範囲でだけ稼げればいいやって感じだからかもしれません。セミリタイアみたいな。(笑)
Q:かなり早めのセミリタイアですね(笑)
ちなみにお仕事の他にも、Youtubeに出演されたり、絵本の読み聞かせのボランティアにも参加してると聞きました!いろんなことされてますよね。どういうスケジュールなのか聞いてもいいですか?
-そうですね、でもそれで以上です。(笑) 週3の業務委託のお仕事と、セラピードッグクラブでのお仕事。茅野のYoutubeは今までで3回ほど参加していて、あとは絵本の読み聞かせを月に数回。あとは、ダンスのサークルに参加していて、それをきっかけに最近BTSにはまって、韓国語の勉強を始めました。終わり!(笑)
Q:かなり充実してる!そしてやっぱりダンスは切り離せないんですね。
ダンス歴は?
-保育園の年長さんから中学2年生までモダンバレエをしていました。高校ではダンスはしてなくて、大学ではチアリーディングをしていました。それ以降はヨガをしたりしたけど、結局もっと踊りたい!って思って渋谷でテーマパークダンスのクラスを受けていました。でも、高校でダンスから離れた時から振り付けを全く覚えられなくなってたんです。そんな時にYoutubeでTWICEを知って、K-POPなら先に振り付けの予習ができるって理由で、K-POPを踊れる場所を探した時に、紆余曲折ありつつも社会人サークルを見つけました。そこがすごく自分にあっているなと感じて、今もたまに東京まで踊りに行っています。今、富士見町ですでに4人のARMY(BTSのファン)を見つけたので、あと3人集めて完コピダンスしたいなって勝手に考えています。
Q:富士見町のBTS。面白い。移住先は最初から富士見町に決めていたんですか?
-最初は、清里や小淵沢が好きなので北杜市で物件を探し始めたんですが、全然見つからず。その頃は移住するなら広めなお部屋で居住と作業の空間を分けようと考えていたんですが、ワンルームしか該当しなかったので、それならシェアオフィスがあればと探したところ森のオフィスを見つけました。富士見町には聞き覚えがあって、よく実家の犬を連れて入笠山や富士見高原に行っていたことを思い出したんです。それでよくよく森のオフィスのことを調べてみるとすごく良さそうな印象を受けて、補助金制度にも応募したところ幸運にも受けられたので富士見町に決めたという感じです。
Q:そうなんですね。富士見町に住んでみてどうですか?何か感じることはありますか?
-人間らしい生活を送れるようになりました。四季を感じるし、食べ物も野菜が美味しくてよく食べるようになりましたね。自然が身近にあると本来の自分に戻った気がします。やっぱり高校まで山梨県でのびのびと育って、四季を感じたり旬のものを食べるっていうことは当たり前だったんですけど、そういうことは東京では当たり前でなくなって本当に何もしてなかった気がします。でも、その当たり前の感覚が自分に戻ってきてすごく嬉しいです。
Q:戻ってくるという表現、良いですね。これからやっていきたいことなどはありますか?
-富士見町でドッグランをしたいんです。ただし物件にしてもお金にしても、まだまだこれからなんですけどね。まずは犬のトレーニングができるようになる、とか、資格習得を頑張ろうと思っています。それでちょうどペットシッターの資格講座を取り始めてて、無事取れたらペット取扱業もできるようになるので、ちゃんと頑張りたいと思っています。また、以前、絵本のボランティアグループで、馬を連れてきて、馬の絵本を読んだあとに触れ合うというホースセラピーの会をしたそうなんですが、それと同じように犬でもやりたいと目論んでいるところです。
Q:実は子犬の里親になるために、一旦ご実家に戻られると伺いました。寂しいです。
-急だったこともあって、中々ペット可の物件を見つけることができず、苦肉の策なんです。もうキャンピングカーに住んで森のオフィスの駐車場に泊まることも考えたんです。犬とバンライフもいいなって。(笑) でもまだ子犬なので、一旦戻ることに決めました。森のオフィスには通う予定です。
Q:なるべく早く戻ってこられることを期待してます。それでは最後に今後移住を考えている方にコメントをお願いします!
-物件が見つからなかったことは置いておいて。(笑)
移住者が増えているとはいえ、小さい町だから人間関係が大変かなと最初は思いましたが、全くそんなことはありませんでした。もちろん人並みにいやだなと思うことはあります。でも、いい意味で変で面白くて良い人が多いから、自分が何をしても面白がってくれそうというか、大丈夫だと思えるんです。
バンライフのことをひとつ取っても、やろうかなと思うと経験者がいてそれはすごく心強いし、励みになりました。
そして森のオフィスのおかげで友達ができて、フリーランスにもなって、他のお仕事に関してもたくさんきっかけをいただいています。助けられてると思います。